マカオ政府は17日、2011年のカジノを中心とする賭博業収入の内訳を発表した。カジノ運営会社にとって最大の収入源である「VIPバカラ」の収入は1961億2600万パタカ(約1兆9000億円)と前の年に比べ45%増えた。全体の収入の7割を超えたうえ、伸び率も全体の42%を上回った。専用のVIPルームでトランプゲームの一種のバカラに大金を投じる「VIPバカラ」は、大王製紙の井川意高・前会長の特別背任事件で注目を集めたが、マカオのカジノ収入の中心であることを改めて示した。
「VIPバカラ」に次いで多いのが一般客が賭ける通常の「バカラ」で39%増の486億6900万パタカ。3位は「スロットマシン」で114億2500万パタカと33%増だった。
11年末時点でのカジノの店数は34。昨年5月に銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント・グループ、GEG)が大型複合施設「ギャラクシー・マカオ(澳門銀河)」を新規開業したため1カ所増えた。ギャンブルテーブル数も5302と、10年末比で511増えた。スロットマシンの台数も11年末で1万6056台と、1年前に比べ2006台増えた。
【2012年1月18日 日本経済新聞】
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